ルブルー日記 海外ワイナリーの虫事情とルブルーのワインのお話 以前お話した、葡萄畑の虫のお話の続きです。Le bleu ではほとんどがオーガニック/ビオディナミ農法のワインを取り扱っています。とはいえ、葡萄をはじめとする作物は「虫」によって被害がもたらされることも殺虫剤や農薬を使用しないオーガニック農法ではどのように「虫」の被害を防ぐのでしょうか 当店で取り扱う、イタリアのオーガニック農法のワイナリーで広く採用されているのがConfusione sessuale(伊)という、赤いチューブ(写真2枚目)です。この赤いチューブから主に蝶々や蛾のメスのホルモンが放出されます すると、オスの虫さんは交尾をしたと勘違いするそう。結果的に交尾はしていないので、卵が生まれない。葡萄の葉っぱや実を食べてしまう幼虫(葡萄にとっての害虫)が減少する。成虫が減るため、害になる虫自体が減っていく。という仕組みで虫の被害を防いでいます。 それでは、彼らは何故、オーガニックやビオディナミ農法を採用すると思いますか??これまで私が関わってきたワイナリーすべてに共通することは①ワインにその土地のテロワールを表現したいから②次の世代、後世までワイン畑を残したいから 葡萄の生育にとって、「土壌」は最も重要なもの。殺虫剤や農薬をまくことで、土の中の微生物はいなくなり、葡萄につく天然の酵母もなくなります。出来上がるワインに、その土地の個性を見つけるのは難しくなってしまいます。 どのワイナリーも、「オーガニックワイン」をつくりたいわけではありません。この二つを実現させるために不可欠なのが有機農法。という理由です。 Le bleu も少し同じです。オーガニックワインのお店を目指しているわけではなく、その土地のテロワールや作り手の個性を表現するワインをセレクトした結果、オーガニックや自然な作り手のワインがほとんどになっております。 もちろん、オーガニックでなくても「味が好き!」「ワイナリーの人が好き!」という理由でもセレクトしています。逆を言えば、当店でオーガニックでないのに扱っているワインはそれだけの理由がある良きワイン。ということでもあります。また、「マーケティング」の臭いがプンプンするオーガニックワインは扱いません♀️(このラベルでこの価格でオーガニックならよく売れるよね~というワイン) 味わいでワインを選ぶことも多いと思いますが(私も味わいでご案内しがちですが・・・)是非ワイナリーやその土地にも目を向けてワインを楽しんでみてくださいね #lebleu#wineshop#aoilokitchen#wine#十勝#中札内村#北海道#帯広#ワインショップ#女子会#チーズショップ#ソムリエのいるお店#チーズプロフェッショナル#十勝観光#十勝グルメ#ワイン好き#北海道産チーズ#十勝チーズ#ビオディナミ#自然派ワイン 2023.07.23 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: lebleuwineルブルー日記 【お野菜に合うワイン🥬】 昨日はお休... 収穫日和️今朝は相澤ワイナリーさんの葡...