【知ると楽しい、シャンパーニュの世界】~その4~
前回に続き、シャンパーニュの選ぶポイントを今日はお伝えします。NMかRMか、それに加えてやはり「品種」も味わいを大きく左右します。 シャンパーニュに使われる葡萄品種はたったの3種類。シャルドネ(白ぶどう)ピノ・ノワール(黒ぶどう)ピノ・ムニエ(黒ぶどう)※正式には白ブドウも他数種許されてますが、あまりにマイナーなので今日は割愛。
ほとんどのシャンパーニュが3種をブレンドさせて作られますが、中には「Blanc de Noir」「Blanc de Blanc」とラベルに記載されているシャンパーニュがあります。
Blanc de Noirは黒ブドウのピノ・ノワールとピノ・ムニエのみで作られるシャンパーニュ。黒ブドウは果実味も豊かで味わいに厚みがあり、ふくよかな味わいのシャンパーニュとなります。ワインのボリューム感が好みだったり、お肉料理にも合わせたいという方におすすめ。
Blanc de Blancは白ブドウのシャルドネのみのシャンパーニュ。柑橘やりんごなどのフレッシュな風味でミネラル豊かなきりっと辛口なシャンパーニュが多く、お寿司や和食にもとても良く合います。
ブレンドしたシャンパーニュでもセパージュ(品種の割合)を知ると、黒ブドウ多め→厚みがありふくよかな味わいなんだな~白ブドウ多め→柑橘系でフレッシュな果実味、辛口かな~と、選ぶ際のヒントとなります。
ただ、品種だけでは表現できない「醸造方法」や作り手の「個性」が加わってくるので、「イメージ通りの味」といかないのがシャンパーニュ。だから選ぶのがとても楽しく、想像を超える美味しさがあり、知れば知るほどはまってしまいます。
続いて地域の話。フランスワインの醍醐味「格付け」。もちろんシャンパーニュにも存在します。グラン・クリュの村を覚えてシャンパーニュを選ぶのも良いですが私個人は、ワインは多様なものであり生産者やテロワールを知り選んでもらいたいと考えていて村や地域のブランドでワインをおすすめするのはしないため、ここでは割愛します。
ただ、シャンパーニュのなかでも地域によって得意な品種というのがあります。Montagne de Reims:ピノ・ノワールVallee de la Marne:ピノ・ムニエCote des Blanc:シャルドネCote de Sezanne:シャルドネCote des Bar:ピノ・ノワール 好きな品種を得意とする地域のシャンパーニュを選ぶのも一つの選び方。ラベルにこのまま記載されていることもありますが、村名記載も多いためワインショップであればどのエリアか店員さんに聞いてみましょう。特に自社畑葡萄で醸造するRMはこの「地域」が大きな決め手にもなります。
当店のジョノー・ロバンはコート・デ・ブランの延長線上最南、コート・ド・セザンヌとの間に位置します。コート・デ・ブランは「白い丘」と呼ばれ石灰質土壌の畑が広がり、シャルドネ種にミネラル豊かな良質な味わいをもたらします。それに加え、ジョノー・ロバンの畑は石灰質と粘土質が混在し、シャルドネだけでなく黒ブドウ「ピノ・ムニエ」も得意とするこのエリアでも大変貴重な生産者。だからこそ、RMとしての個性が発揮され唯一無二のシャンパーニュを作り出すことができます。
と、このように知れば知るほど選ぶのが楽しいシャンパーニュ。せっかく特別な日に楽しむシャンパーニュですから、生産者のこと、品種のこと、地域のことについてラベルを見て店員さんに聞いて、とっておきの1本を選んでみてくださいね。
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