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【知ると楽しい、シャンパーニュの世界】~その3~

前回お話した生産者の「種類」、NMやRM。お店の人に説明されないとわからない!?いいえ、そんなことはありません。しっかりとラベルに記載されてあります! 種類が多い割りに選び方がわかり辛いシャンパーニュですが、ラベルの読み解き方と、ドザージュの種類を覚えれば大体はご自身の好みに合わせた1本をお選びすることができますよ。

いつもと違ったシャンパーニュを、とお探しの方は是非RMをラベルで探してみましょう ★必ずラベルに記載されていること・Champagne ・メゾンの名前・メゾンの本社所在地(村やコミューン名)・ドザージュ(BrutやBrut Natureなど)※味のイメージをするのに重要・ヴィンテージの場合は収穫年とMillesimeの表記・メゾンの形態(NMやRMなど) ジョノー・ロバンのミレジムシャンパーニュで見てみましょう。ラベル上部から順番に・CHAMPAGNE・Jeaunaux Robin(メゾンの名前)・a Talus-Saint-Prix(村の名前)・BRUT(ドザージュの糖度)・Millesime 2007(収穫年)・RM-27470-01(RM-生産者番号) RMやNMは裏ラベルに記載されていることも多いです。

ここで重要。シャンパーニュの味わいを決めるドザージュの糖度ですが、糖度の少ない順からBrut Nature/Pas Dose/Dosage Zero(加糖ゼロ、または3g/l以下)Extra Brut 0~6g/lBrut ~12g/lExtra Dry 12~17g/lSec 17~32g/lDemi Sec 32~50g/lDoux 50g/l~ 辛口が好きな方はBrutより上を選ぶことをおすすめしますが、シャンパーニュの大半を占めるこのBrutがなんともやっかい。これは個人の感覚なので様々ですが、10g/l未満だと辛口の味わいですが12g/lとなると、加糖の甘みを感じることが多いです。そんなときは、裏のラベルを見てみましょう。中にはドザージュの糖度を記載しているシャンパーニュもありますよ。

例えば、当店のFil de Brumeの裏ラベルにはDosage::6g/l と記載があります。本来ならExtra Brutの部類になる、辛口のシャンパーニュです。その横には「より良い香りを表現するため少ない加糖」とあります。12g/l以下であればすべてBrutと名乗れるため、Extra BrutでもBrutと記載する作り手もいます。 ちなみに、ジョノー・ロバンの2007年ミレジムはドザージュゼロ。本来ならBrut Natureの部類になりますがラベルにはBrutとあります。

これは他のラインナップとのバランスであったり、イメージの払拭であったり理由は様々。(特に長期熟成は厚みがあり、ドザージュゼロでも辛口に感じづらい) もしラベルに書いていない場合は、ワインショップであれば是非店員さんに聞いてみましょう。当店ではシャンパーニュ以外でもスパークリングワインの残糖度は必ず把握するようにしています。 ドザージュが少なければ少ないほど添加するリキュールの味がシャンパーニュに影響します。ドザージュが少ないシャンパーニュは添加するリキュールもより上質なものとなることが多いです。

裏ラベルには品種が記載されていることもあるので、是非シャンパーニュを選ぶ際はラベルを隅から隅まで読んでみましょうと、今日はここまで。シャンパーニュのこと、語りだすと止まりません!

あともう1回、品種について、地域の特徴についてお話し、、、1回で収まるように 特別な日に飲むシャンパーニュだからこそ、少しの知識をもって飲むことでその貴重さや価値を感じることができ、味わいも変わってきます。何よりも「記憶に残る」1本になります。

今年のクリスマスやお正月は、是非そんな記憶に残るシャンパーニュをお楽しみくださいね

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