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ルブルー日記

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3月はトスカーナフェア!

トスカーナと言えば、イタリア屈指の銘醸地。キャンティ・クラシコやブルネッロと並び、トスカーナを代表するワインのスーパータスカンワイン好きなら一度は聞いたことがあるのでは。

 【ここで簡単な説明を】※詳しい説明はルブルージャーナルで!イタリアのワイン法が制定されたのは1963年。制定当時、呼称制度上位のDOCGとDOCに認められるためには主にイタリアの土着品種を使用しなければなりませんでした。カベルネ・ソーヴィニョンやメルローなどの国際品種を使用したワインは最も格下の「Vino da Tabola」というテーブルワイン。しかし、よくも悪くもイタリアは「自由」の国!1970年代にはDOCGやDOCの規定にあやかった低品質のワインが出回り始め、ワイン法への信頼が揺らぎます。結果、規定や法律に捕らわれず自由な発想で本当に高品質なワインを造ろうという生産者が誕生しました。

そうして生まれたワインが「サッシカイア」。カベルネ・ソーヴィニョン主体のワインで、ランクとしてはテーブルワインですが、突出した味わいと卓越した品質を誇るサッシカイアは世界中で絶賛。DOCGを超えるワインとして「スーパータスカン」と称賛されました。これがスーパータスカンの始まりです。

 当店でもスーパータスカンをご用意しています。ワイナリー名はCAIAROSSA(カイアロッサ)。ボルドー格付け3級シャトーのシャトー・ジスクールとシャトー・デュテルトルのオーナーが所有しています。格付けのオーナーが階級に縛られないワインを造る、滑稽な話ですがスーパータスカンはDOCG以上に価値があるということを物語っています。

CAIAROSSAのワインは主にカベルネ・ソーヴィニョンなどのボルドー品種で作られますが特筆すべきはその品種と畑の区画の種類の多さ。畑は土壌や日照条件などで18区画に分けられ、11種もの葡萄を最も適した区画で栽培しています。そして品種ごとだけでなく、区画ごとに発酵、熟成を行い最終的に数%単位でセパージュをしカイアロッサの追求する味わいのワインを作り出します。 このワインの格付けはDOCGより格下のIGT。しかし、味わいや品質は超一級設立当初から一貫してビオディナミ農法。エレガントな味わいで私も大好きなワイナリーです。  是非この機会にお試しくださいね️

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