キャンティってなに??
ワインを探しに行くとよく見かけるCHIANTIの文字。最近はスーパーやコンビニでも目にするようになり、デイリーワインの定番にもなりつつありますね。 今日はこの愛すべきキャンティワインを深堀です!
キャンティの産地はイタリアトスカーナ州。葡萄品種は主にサンジョヴェーゼを使用します。このキャンティ、大きく3種類に分けられます。
CHIANTI DOCG:トスカーナ州の中心部ほぼ全域を占める広域な生産エリアです。使用できる品種はサンジョヴェーゼ70%、その他黒ブドウ15%まで、白ブドウは10%まで。赤ワインですが、白ブドウの使用も許されています。規定の最低熟成期間は収穫年の翌年2月末まで(約4か月)と熟成の若いまま出荷が可能です。
CHIANTI CLASSICO DOCG:伝統的にキャンティワインを生産してきた限られたエリアにのみ与えられる産地呼称。品種はサンジョヴェーゼ80%以上、その他黒ブドウのみ。白ブドウの使用は認められていません。規定の最低熟成期間は収穫年の翌年9月末まで(約11か月)です。更に、2年以上熟成されたワインはキャンティ・クラシコ・リゼルヴァを名乗ることができます。
まだワインの規定が緩かった時代に、キャンティが世界中で爆発的な人気となりこの名前にあやかって色々なワイナリーがキャンティを名乗り、その品質の劣化が問題となりました。そこで、キャンティを歴史的に作り続けてきた生産地の作り手たちが一致団結しキャンティDOCGから独立を果たしたのが、このキャンティ・クラシコDOCG。エリアも制限されているため、品質の高いキャンティワインを作り続けてきた生産地のみが名乗ることが可能です。
キャンティDOCGを飲んで「んん?キャンティ美味しくないな~」と思ってしまっても、キャンティ・クラシコは嫌いにならないでください!キャンティは熟成が若かったり、白ブドウが混ざっていたり、産地も広域でスタイルによって様々。正直なところ、キャンティ・クラシコとは結構別物のワインです。キャンティの神髄を知るには是非、キャンティ・クラシコを選びましょう。
そしてそのキャンティ・クラシコの頂点を行くのがCHIANTI CLASSICO GRAN SELEZIONE (キャンティ・クラシコ・グラン・セレツォーネ):自社畑の葡萄のみ。最低熟成期間30か月以上が必要となります。クラシコのなかでもわずか5%ほどの生産で、キャンティ・クラシコの作り手にとっては真骨頂のワインとも言えます。サンジョヴェーゼの美しい酸味と滑らかで上質なタンニン、熟成による複雑味。
2013年に新設された格付けのため、まだあまり聞きなれないかもしれませんが今後バローロやブルネッロなどと並ぶイタリアの上級キュベになっていくでしょう。 当店でももちろん、キャンティ・クラシコ扱っています。このキャンティ・クラシコが美味しすぎて、キャンティDOCGは扱っていません。
作り手:ヴァッレ・ピッチョラ
キャンティ・クラシコ DOCG
CHIANTI CLASSICO GRAN SELEZIONE (キャンティ・クラシコ・グラン・セレツォーネ) DOCG
ヴァッレ・ピッチョラのワインは抜栓してすぐに香りが開き豊かな果実味に綺麗な酸味、滑らかなタンニンとサンジョヴェーゼの特徴を最大限に引き出していると感じます。ボディはありながらもエレガント。ワインだけでもゆっくり楽しめますし、ステーキなどの肉料理との相性は抜群。
冬のこの時期、ゆっくりワインを味わいたい日にもおすすめのキャンティ・クラシコ。キャンティって美味しくないよね~とお思いの方も!是非是非試してみてくださいね。 #lebleu#wineshop#aoilokitchen#十勝#中札内村#北海道#帯広#ワインショップ#チーズショップ#ソムリエのいるお店#チーズプロフェッショナル#十勝観光#十勝グルメ#ワイン好き#北海道産チーズ#十勝チーズ#ビオディナミ#自然派ワイン#北海道ワイン#キャンティクラシコ#chianticlassico
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