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極上ワインができるまで~その5~

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百人百様のワイン造り。 収穫→除梗・破砕→醸しとリタファーム&ワイナリーさんで体験し、続いて圧搾を帯広の相澤ワイナリーさんで見学、体験させていただきました! 相澤ワイナリーさんは1998年から葡萄栽培を開始し、ぶどうジュースやジャムなどを製造・販売しておりました。2015年からワインの委託醸造(10Rワイナリー、十勝ワイン)をはじめ、2019年に帯広以平地区に自社醸造所をかまえました。十勝の自品種「山幸」「清見」「清舞」でロゼワイン、瓶内二次発酵のフリッツァンテ、赤ワインを作っています。畑は無農薬。野生酵母で発酵を行います。 今回圧搾したのは相澤ワイナリーさんの葡萄ではなく、中札内村の野島さんちで今年収穫した葡萄です。10月中旬に収穫し、その後ステンレスタンクでの約2週間の醸し、アルコール発酵を経て圧搾の日を迎えました!相澤ワイナリーさんでとても興味深かったのが、「除梗・破砕」を手作業で行うこと。機械で除梗をすると、実の部分も同時に破砕されます。相澤さんはこの破砕を最小限にするために手作業で除梗をおこないます。 相澤さんが目指すのは、綺麗な酸が特徴のエレガントなワイン。破砕することで醸し期間中に皮と実の間や種からタンニンや色合いが果汁へと移っていきます。特に山幸や清見などは野性味あふれる独特な味わいが強く、破砕をすると特にその味わいが引きだたされてしまいます。その影響を最小限に抑えるために破砕をせず、茎だけ除くには手作業になるのです。野島さんちの葡萄も同じく、手作業で除梗が行われるため、醸しタンクから出された圧搾前のものは粒がそのまま残されていました。 ロゼワインやフリッツァンテはよりワインの綺麗な酸を引きだたせるために除梗はせずに房のまま醸しを行います。 確かに、相澤ワイナリーのワインは山幸などの十勝品種独自のワイルドさがとても穏やか。口の中にイガイガとまとわりつく、嫌な感じがありません。特徴的な酸は熟成を経て、口当たりがよく綺麗でエレガントな酸味へと移り変わり、ワイルドな味わいは旨味へと変わり、全体が調和された一つのワインとなります。その理由の一つが、除梗・破砕の工程にあると今回知ることができ、とても興味深かったです。 当店でも木樽熟成ロゼワイン「龍之介」を取り扱っていますが、2020年VTは2022年の春頃に飲み頃を迎え全体が調和されとても美味しいロゼワインに仕上がっていました。2021年VTは既に当店にありますが、この味わいになるまで来春まで寝かせます。リリースを楽しみにしていてくださいね! さてさて、そんな愛すべき相澤ワイナリーさんで行われる野島さんちの葡萄の圧搾。次回に続きます!

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