1. HOME
  2. ブログ
  3. ルブルー日記
  4. シャブリを知ると、ワインが広がる~その2~ 今日はシャブリの上級ワインについてシャブリのワインは全てシャルドネ種という同じ品種で作られます。そこでワインの味わい、価値を決めるのが「畑の場所」 階級は上からシャブリ・グラン・クリュシャブリ・プルミエ・クリュシャブリプティ・シャブリ グラン・クリュはシャブリ地区を縦に流れるスラン川の右岸、約100ha、7区画の特級畑(地図中心あたりの濃い紫色の部分)で取れる葡萄のみを使用します。シャブリ生産量全体のわずか2%ほどしか生産されません。ラベルには必ずグランクリュと共に畑の名前も記載されます。 このグラン・クリュの価格はスタンダードのシャブリの5~10倍。近年は恐ろしく高くなっておりますが🫣この価値、価格には理由が伴っていてこの畑の場所の「価値」を知るとシャブリだけでなく、ブルゴーニュワインの理解が深まります。ブルゴーニュは地域や村名、畑名が多すぎてごちゃごちゃになりやすいのでシャブリから畑の階級を理解するとわかりやすいのでおすすめです🤗 昨日の投稿の通り、シャブリはフランスのワイン産地の中でも北側。冷涼な大陸性気候は日照時間も少なく、葡萄に色濃く影響していきます。 しかし、このグラン・クリュの特級畑はほぼすべてが南向きの急斜面となっており、日照に恵まれ冷涼な地域であっても葡萄が熟しやすく、繊細ながらも力強く優美なワインが生まれます。シャブリ地区は特に春先に訪れる「遅霜」の被害を受けることが多いのですが、特級畑は傾斜であることから風通しがよく、この霜の被害も受けにくいという特徴もあります。 今は温暖化が進み、霜の被害もかなり少なくなっては来ていますがグラン・クリュ、プルミエ・クリュが制定された時代は温暖化とはまだ無縁の時代。この葡萄栽培が難しい土地において、わずか7区画という最高の条件の整った畑のワインが最上級と謡われるのも納得です。 そして、その最上級の畑を有する生産者は最高の葡萄を使い最高のワインを造るための醸造の努力を惜しまずに受け継いできています。これもグラン・クリュであり続ける大きな理由の一つです。グラン・クリュやプルミエ・クリュは醸造に樽を用いることが多くあります。葡萄に更に複雑味を持たせ、優美でふくよかなワインへと昇華させていきます。一般的なシャブリは長期熟成にはあまり向きませんが、グラン・クリュは長期熟成しても素晴らしいワイン。 しかしこのグラン・クリュ。まぁお高い・・・ここまでお話してなんですが、当店では取り扱っておりません‍♀️(上級ワイン用にキラキラ光るセラー🤩を置く予定で、設備が整いましたらおきます。)是非上級シャブリを試してみたい、という方はプルミエ・クリュをおすすめします。 長くなりましたので、プルミエ・クリュのお話はまた次回🤗🤗🤗 #lebleu#wineshop#aoilokitchen#wine#inamawine#十勝#中札内村#北海道#帯広#ワインショップ#女子会#チーズショップ#ソムリエのいるお店#チーズプロフェッショナル#十勝観光#十勝グルメ#ワイン好き#北海道産チーズ#十勝チーズ#ビオディナミ#自然派ワイン

lebleudiary

ルブルー日記

ルブルー日記

シャブリを知ると、ワインが広がる~その2~ 今日はシャブリの上級ワインについてシャブリのワインは全てシャルドネ種という同じ品種で作られます。そこでワインの味わい、価値を決めるのが「畑の場所」 階級は上からシャブリ・グラン・クリュシャブリ・プルミエ・クリュシャブリプティ・シャブリ グラン・クリュはシャブリ地区を縦に流れるスラン川の右岸、約100ha、7区画の特級畑(地図中心あたりの濃い紫色の部分)で取れる葡萄のみを使用します。シャブリ生産量全体のわずか2%ほどしか生産されません。ラベルには必ずグランクリュと共に畑の名前も記載されます。 このグラン・クリュの価格はスタンダードのシャブリの5~10倍。近年は恐ろしく高くなっておりますが🫣この価値、価格には理由が伴っていてこの畑の場所の「価値」を知るとシャブリだけでなく、ブルゴーニュワインの理解が深まります。ブルゴーニュは地域や村名、畑名が多すぎてごちゃごちゃになりやすいのでシャブリから畑の階級を理解するとわかりやすいのでおすすめです🤗 昨日の投稿の通り、シャブリはフランスのワイン産地の中でも北側。冷涼な大陸性気候は日照時間も少なく、葡萄に色濃く影響していきます。 しかし、このグラン・クリュの特級畑はほぼすべてが南向きの急斜面となっており、日照に恵まれ冷涼な地域であっても葡萄が熟しやすく、繊細ながらも力強く優美なワインが生まれます。シャブリ地区は特に春先に訪れる「遅霜」の被害を受けることが多いのですが、特級畑は傾斜であることから風通しがよく、この霜の被害も受けにくいという特徴もあります。 今は温暖化が進み、霜の被害もかなり少なくなっては来ていますがグラン・クリュ、プルミエ・クリュが制定された時代は温暖化とはまだ無縁の時代。この葡萄栽培が難しい土地において、わずか7区画という最高の条件の整った畑のワインが最上級と謡われるのも納得です。 そして、その最上級の畑を有する生産者は最高の葡萄を使い最高のワインを造るための醸造の努力を惜しまずに受け継いできています。これもグラン・クリュであり続ける大きな理由の一つです。グラン・クリュやプルミエ・クリュは醸造に樽を用いることが多くあります。葡萄に更に複雑味を持たせ、優美でふくよかなワインへと昇華させていきます。一般的なシャブリは長期熟成にはあまり向きませんが、グラン・クリュは長期熟成しても素晴らしいワイン。 しかしこのグラン・クリュ。まぁお高い・・・ここまでお話してなんですが、当店では取り扱っておりません‍♀️(上級ワイン用にキラキラ光るセラー🤩を置く予定で、設備が整いましたらおきます。)是非上級シャブリを試してみたい、という方はプルミエ・クリュをおすすめします。 長くなりましたので、プルミエ・クリュのお話はまた次回🤗🤗🤗 #lebleu#wineshop#aoilokitchen#wine#inamawine#十勝#中札内村#北海道#帯広#ワインショップ#女子会#チーズショップ#ソムリエのいるお店#チーズプロフェッショナル#十勝観光#十勝グルメ#ワイン好き#北海道産チーズ#十勝チーズ#ビオディナミ#自然派ワイン

関連記事

ルブルー日記